
部屋に観葉植物を置きたいです。初心者におすすめな観葉植物を教えてください。
初めて買う観葉植物。ちゃんと育てられるか不安ですよね。実際、わたしも観葉植物の管理が大変で、枯らしてしまった経験が何度もあります。
そんなときは選択肢として「マングローブ」がオススメです。基本ビンに水をいれて管理できるので、観葉植物初心者にもオススメです。
この記事は、マングローブの育て方をご紹介しております。この記事を読んでいただくことでおしゃれな部屋に変わり、人を呼んでも恥ずかしくないオシャレな部屋になります。
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手のかからない観葉植物:管理が楽!マングローブがおすすめ


結論、観葉植物の初心者は、マングローブがオススメです。
なぜなら、管理がラクだからです。
- 毎日の水やり不要
- 根腐れしない
- 室内OK
- 剪定(せんてい)不要※葉っぱのカット
例えば、盆栽は、毎日管理が必要なのでハードルが高いです。


一方マングローブは、瓶に水をため、放置でOK。毎日のみずやりが不要なので、サボテンを枯らしてしまう人でも枯らしません。
マングローブという木は存在しない
マングローブは「熱帯の海と川が繋がる干潟に生息する植物の総称」です。
極端な話、干潟にひまわりが生息していたら、ひまわりもマングローブとなります。
- 海水、汽水で育つ(塩分を排除する能力を持つ)
- 特異な形の根(支柱根、呼吸根)
- 特殊な種子(胎生種子)を持つ
国内に生息するマングローブはヒルギ類で、以下3種類です。
- ヤエヤマヒルギ
- メヒルギ
- オヒルギ
市場に出回っているマングローブの苗木は「ヤエヤマヒルギ」が多いです。私もヤエヤマヒルギを沖縄旅行で購入しました。
マングローブは、真水で育てられるので、人気があがってます。また、海の生態系を守る植物として植栽が進められています。
そのため、ネットで販売している店舗が減っているので、なかなか手に入らないのがネックです。
手のかからない観葉植物:マングローブをオススメする3つの理由


マングローブをおすすめする理由は3つあります。
それぞれ解説します。
成長速度が遅い
1つ目の理由は、成長速度が遅いこと。
私が石垣島で買ったマングローブは、1ヶ月1cmも伸びません。成長しなさすぎて心配になるほどです。





美ら海水族館のブログを見ると、上記画像の大きさに成長するまで、半年以上かかるそうです。
自然のマングローブでも100cmになるのに5年掛かる、といわれています。
観葉植物として育てる場合、小さな鉢に移すので、尚更大きくなりません。
成長速度が早いとお金と手間がかかる
成長速度が早いとお金と手間がかります。
なぜなら、融合剤(ゆうごうざい)や大きなプランターの購入が必要になるからです。
例えば、同じ熱帯植物のガジュマル。夏になるとぐんぐん成長します。
成長するのは良いことですが、葉っぱがモジャモジャになります。外見が格好悪くなり、剪定(せんてい)や、大プランターへの入替え作業が発生します。


葉っぱのカット(剪定)は、癒合材(ゆうごうざい)が必要です。
融合剤は、人間で例えると、消毒して絆創膏をつけるようなもの。キズパワーパッドが近いイメージです。
また、成長速度が早いと、根が育ち、根腐れが発生しやすくなるので、プランターの入れ替えが必要です。
プランターは、数千円するので、一人暮らしには痛い出費です。
マングローブは、成長速度が遅いので、剪定(せんてい)やプランターの入れ替えは不要です。プランターが1,000円、融合剤が700円と考えると、1,700円節約できます。
管理がラクチン
おすすめする2つ目の理由は、管理が楽だから。
土で管理する観葉植物は、水やりだけでは育てられません。春夏秋冬メンテナンスが必要です。
- 葉のカット
- 土変え
- プランター入れ替え
- 根腐れ
- 日差し管理
- 栄養剤の管理
土型の観葉植物は、時間とお金がかかります。
例えば、メンテナンスに毎週15分かかるとすると、月60分になります。1年で考えると、720時間(12時間)かかります。



12時間あれば、ヨーロッパに行けますね。
一方、マングローブは、ほとんどメンテナンスが不要です。
マングローブは水を好む植物なので、根腐れの心配はありません。水につけっぱなしで良いので、毎日水やりをする必要もありません。



週一回、瓶の水が入っているか、確認するだけでよいです。
目立つ
3つめのメリットは、目立つこと。
なぜなら、マングローブを育てている人は少ないからです。



植物好きの私の両親も、マングローブを育てられることを知りませんでした。
市場に出回っている観葉植物は見た目がきれいです。しかし、誰もが持っているので一般的な光景です。会話は生まれません。
一方、知人や恋人を家に招いたとき「これマングローブなんだよね」と話せば「えっ、マングローブって育てられるの?」と会話が生まれます。


マングローブは、水に強い植物。水はけを気にしなくて良いので、ビンや水槽で育ちます。そのため、雰囲気あるユニークな水槽を作ることができます。
マングローブの水槽なんてオシャレですよね。彼女もあなたのことをセンスが高いと魅力的に思ってくれるでしょう。
室内でも育つ!マングローブ育て方3つの注意ポイント


マングローブを育てる注意点は3つあります。
それぞれ解説します。
日当たりが良い場所に置くこと


1つ目は日当たりが良い場所に置くこと。
なぜなら、マングローブは南国の植物なので、日光が好きだからです。
わたしは、日当たりのよい窓際においてます。



日光が当たらない部屋なんだけど?
日光が当たらない部屋でも、風通しが良くて明るい室内なら問題ありません。私のマンションも朝しか日が当たりませんが、元気に育っています。
乾燥に気をつけること
2つ目は乾燥に気をつけることです。
マングローブは乾燥に弱い植物です。例えば、寝室に置くとヒーターやエアコンで枯れる可能性があります。
乾燥しすぎると葉を落とすので注意が必要です。どうしても乾燥した部屋に置きたい場合は、霧吹きで対策できます。
真水で育てること
3つ目は真水で育てること。
なぜなら、マングローブは海水が嫌いだからです。


わたしも驚いたのですが、マングローブは真水を好みます。塩水を自ら排除する機能が備わっています。実際、市販のマングローブは真水で販売されてます。
マングローブは、水道水でOKです。
マングローブ栽培でよくあるQ&Aとトラブル対策
「管理がラク」と聞いても、実際に育て始めると「これで合ってるのかな?」と不安になること、ありますよね。
ここでは、筆者が実際に経験したり、調べたりしたマングローブ栽培でよくある疑問やトラブルの解決法をお伝えします。
Q1. 葉が黄色くなったり、落ちたりする原因は?
マングローブを育てていて一番焦るのが、葉っぱに元気がなくなること。でも、原因が分かれば大丈夫。考えられる主な原因は3つです。
環境の変化にビックリしている
お店から家にやってきたばかりの頃や、置き場所を大きく変えたときに、葉を落とすことがあります。
人間でいうと、引っ越したばかりでまだ新しい環境に慣れない、という感じでしょうか。マングローブも、新しい光の量や温度に適応しようとしている証拠なんです。
しばらくすると落ち着いて新しい葉が出てくることが多いので、焦らず見守ってください。
寒さが苦手
マングローブは南国育ち。特に冬場、窓際などは朝晩想像以上に冷え込みます。寒さで葉が黄色くなったり、落ちたりすることがあります。
冬の管理については、後ほど「冬越しのコツ」で詳しく解説します。
水の汚れ
「根腐れしない」のは大きなメリットですが、ずっと同じ水だと汚れてきてしまいます。
水が汚れると、根が呼吸しにくくなり、元気がなくなる原因に。水が濁っていたり、なんだか臭ったりしたら、お水の交換サインです。
基本的には、これらの点に気をつければ元気に育ってくれます。焦って栄養剤などをあげすぎると逆効果になることもあるので、まずは原因を探ってみてください。
Q2. 水はどのくらいの頻度で替えればいいの?
「水やり不要」といっても、蒸発して水は減りますし、衛生面を考えると交換は必要です。
私の場合は、週に1回、瓶の中をチェックしています。水が明らかに減っていたら足してあげて、2週間に1回くらいのペースで全ての水を新しい水道水に交換しています。
夏場は水が傷みやすいので、少し頻度を上げて1週間に1回全交換すると、より清潔に保てます。
瓶の内側がヌルヌルしてきたら、それは雑菌が増えているサイン。マングローブを一旦取り出して、瓶をきれいに洗ってから新しい水に入れ直してあげましょう。
このひと手間で、病気を防ぐことができます。
Q3. 虫はわかない?
これ、室内で植物を育てる上で、すっごく重要ですよね。結論から言うと、マングローブは虫がわきにくいです。
観葉植物で虫がわく原因の多くは、土の中に卵が産み付けられていたり、湿った土にコバエが寄ってきたりすること。
マングローブは土を使わないハイドロカルチャー(水耕栽培)なので、その心配がほとんどありません。これは本当に大きなメリットで、キッチンや寝室など、清潔に保ちたい場所に置くのにもぴったりです。
Q4. 肥料は必要?
基本的には不要です。 マングローブはもともと栄養の少ない環境で生きている植物なので、水道水に含まれるわずかなミネラル分で十分に育ちます。
むしろ、初心者のうちは肥料のあげすぎで根を傷めてしまう(肥料焼け)リスクの方が怖いです。「もっと大きくしたい!」という場合は、春から夏の成長期に、水耕栽培用の液体肥料を規定の倍以上に薄めて、ほんの少しだけ与える程度にしましょう。
私は特に何も与えていませんが、ゆっくりと元気に育っています。
【超重要】マングローブの冬越しのコツ
マングローブ栽培で最大の難関とも言えるのが「冬越し」です。ここさえ乗り切れば、春にはまた新しい葉を見せてくれます。
マングローブは熱帯の植物なので、寒さが大の苦手。枯らしてしまう原因の多くは、冬の寒さです。
目安として、室温が10℃を下回るような環境は避けてあげてください。特に5℃以下は危険信号です。
冬の間は、日中日が当たるからといって窓際に置きっぱなしにするのはNG。夜から明け方にかけて、窓際は外気でキンキンに冷えています。人間でも寒いと感じる場所は、マングローブには過酷すぎます。
冬場は、できるだけ暖かいリビングなど、人が常にいる部屋の明るい場所に置いてあげましょう。
成長はほとんど止まりますが、それでOK。春になるまで、じっと寒さに耐えてもらうイメージです。「冬眠」だと思って、そっと見守ってあげてください。
手のかからない観葉植物:マングローブの購入方法【入手しにくい】


マングローブは沖縄のお土産ショップで購入できますが、取り扱いが少ないです。Webでも販売しているショップは少なく、マングローブは貴重品です。
オススメは楽天です。送料(700円ほど)はかかってしまいますが、在庫さえあれば、すぐにマングローブが届きます。
おすすめは楽天です。送料は700円ほどかかりますが、在庫があればすぐに届きます。



スーパーセールに合わせて購入すれば、ポイントもたまるのでおすすめです。